台湾の冷やし中華は全然冷たくない|わたしと旅とごはん|台湾グルメ
台湾では、本当に冷たいものはあまり口にされない。
かき氷とかジュース、お茶の氷くらい。
飲み物の氷の量は選択できるので、去冰(氷なし)を選ぶと氷は入って来ない。
温かかったお茶を、冷たい寄りにした温度のものが出てくる。
常温や微冰/少冰みたいなものもあるので、飲み心地もカスタマイズできて楽しいけど、慣れてくると面倒になる。
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台湾は暑いので、住み始めた当初は冷たい食べ物をよく探した。
だから毎日のようにかき氷を食べたのだけど、スイーツじゃなくて主食で冷たいものが食べたいことがよくあった。
日本で言えばそうめんとかおそばみたいな。
冷やし中華ってものが日本にあるんだから、中華圏の台湾にもあるもんだと思って地図も見ないで街じゅうを歩きながら冷やし中華「みたい」なものを探したこともある。
言葉もできないし、お友達もいなかったので、ヒントゼロ。
春から夏にかけての時季は、夏よりも暑い日がときどきある。(5月に突如36度になったことがある)
また、季節を問わず、台湾人は日中は外に出ないとも言われている。
そんな中をハキハキ冷やし中華「みたい」なものを探してあっちへこっちへ歩き回った。
やっと見つけた冷やし中華「みたい」なそれは、涼麺(リャンメン)と呼ばれるお料理だった。
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メニューにもよるけど、お野菜とお肉のバランスは最高。
ね、見た目冷やし中華みたいでしょ?絶対日本でいう冷やし中華の親元だとわたしは思っているのですが。
お店によってはたれも何種類かあって、それも楽しい。
麺はちょっと白い、小麦の麺を使っているお店が多い。
小吃(シャオチー:一品料理)的な扱いで、メインとしてはもちろん、お菓子とかおつまみみたいな要素もある。
わたしはもっぱらランチか夜ごはんにしていたけれど。コンビニおにぎりとともに。(糖質地獄)
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で、驚いたのが、この涼麺、一見冷たそうだけど全然冷たくないことだった。
麺がホワンと温かい。もしくは常温。
日本の冷やし中華は氷入れちゃうこともあるじゃないですか?
それを想像していたので、おいしいけどコレジャナイを少しの間引きずったり引きずらなかったり。
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お気に入りは、このピータンが入った涼麺。
ピータンは台湾に住んでからよく食べるようになって、今ではおかゆにも入っていないと気が済まない食材。日本ではほとんど食べないけど。
東南アジアでも一般的ですよね。
これはザーサイと豚肉入り涼麺。台南のお店で、少し細麺。
コリコリシャキシャキおいしかったです。
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まあ涼だもんね。冷じゃないもんね、と納得して、台湾でよく食べていたお料理でした。
セブンのは少し冷たいです。
なぜならずっと冷蔵庫に入っているから!
きく(@kikukikukikuku)